RTIモデル

RTI(Response to Interventionの略)。子どもの反応にしたがって指導を進めるプログラム。アメリカで2005年ころから提唱され、近年注目を集めている。

現在、学習障害の診断は乖離モデルが基準となっている。つまり、知的能力と学業の成績に大きく隔たりがある場合に学習障害と診断される。しかし、学業不振が明確になってから対処するのでは手遅れになってしまうことから、学習障害の疑いが見られる段階で早期に支援を提供し、その反応を見ながら診断していくRTIモデルに対する期待が高まっている。

アメリカでは、学習障害に関して、知的能力と学業成績の間に乖離を認めた児童生徒を学習障害と定義していたが、これに対して異を唱える意見が出てきていた。(Kamps氏(2005)Vaughn氏(2003)らの研究)
このような乖離を用いて学習障害に気づいていく場合、学業不振を確認することが診断の条件となるため、治療教育を開始するタイミングが、遅れがちになる可能性が指摘される。

それに対して、提案されているのがこのRTI(指導に対する子どもの反応)と呼ばれる教示方法である。
これは教員の指導が適切になされているのかどうかということも視野に入れて検討する方法である。この方法を用いれば、子どもたちが、学業不振を示す前に、指導が開始されることから、二次的な不適応を起こす可能性が少ないことが予想される。
ただし、指導者がバイアスをかけずに適切に指導できるかどうかなど、課題も多く残されている。

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